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一般社団法人長野県サッカー協会

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2022 第5回長野県レフェリーアカデミー開催報告(2級受験者対象)

2022 第5回長野県レフェリーアカデミー開催報告(2級受験者対象)

2022年9月15日(木)第5回レフェリーアカデミー(=RAC)がリモート形式で開催されました。
今回、2級受験者の講師は、小出貴彦さんです。テーマは「ハンドの反則」です。

講義内容

  1. 小テスト(競技規則P98~)
  2. 講義・映像ディスカッション
  3. まとめ・Q&A

1.小テスト 10問の確認テストを実施しました。
2.講義・映像ディスカッションをしました。

ハンドを判定するとき、何か意識(注意)していることはありますか?

参加者から普段意識していることを発表してもらい、「不自然」、「手や腕の位置」、「意図的」といったキーワードが出ました。

ハンドの反則に関する競技規則の変遷

2018/19ボールを意図的に手または腕で扱う
2019/20意図的以外でハンドの反則とする場合がある

  • 偶発的に当たった場合でも、得点や得点の機会を作り出したらハンドとする
  • 手の位置が肩の高さ以上にある場合や、不自然に大きく広げている場合はハンドとする

2020/21腕の位置を明確化、偶発的に当たった場合の条文が変更

  • 腕の上限は脇の下の最も奥の位置までのところとする
  • 偶発的に当たり、得点や得点の機会を直後に作り出したらハンドとする

2021/22偶発的に当たり、直後に得点があった場合にのみハンドとする
➡「得点の機会」が作り出された場合はハンドとしない

ハンドを判定するときの考慮点(Consideration Point)について説明

ビデオクリップで意見交換を行い、「直後に得点があった場合」について、参加者から意見が出されました。

まとめ・Q&A

  • 事実を正しく認識する(手や腕に触れているか、位置はどこか、ボールは、など)
  • 考慮事項に照らし合わせる(不自然かどうか)
  • 自信を持つ
  • 人の動きを観察する

講義後の感想(抜粋)

  • ハンドの判定は難しと、改めて感じました。
  • 映像を使って見れば見るほどハンドは難しいと思いました。 現場で瞬時に判断するためのポジショニングと決断力の精査がさらに必要だと思いますので工夫していきたいと思いました。
  • 5回目の講義ありがとうございました。 直接という場面で皆さんとディスカッションができてとても良い勉強になりました。
  • 競技規則をよく理解しながら判定しなければいけないのはもちろんなのですが、体の動きからの妥当性を判断するという、審判員の主観が大きいハンドの反則はとても難しいと、改めて感じました。
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